グエムル -漢江の怪物-

ポン・ジュノ、2006。傑作。前作では鳴りを潜め気味だったユニークでブラックな重喜劇が、大商業映画のまま執行されている。大商業と作家性の折衷という意味では、ハリウッド以外ではこれほどに華麗な前例が思い浮かばない。日常に潜む異常な状況を際立たせ、非日常の状況下に日常を配置する。その違和感が素晴らしい。前作があまり好きではなかったので、前作大商業に初作をハイブリットした感じが感動的だった。ペ・ドゥナ良いなやはり。中でもジュノのドゥナはとても良い。