放浪者

ラージ・カプール、1951。ヒンディー語。傑作気味。3時間の大作。ボリウッドがこれほどまでに成熟した映画文化を築いていたことを全く知らなかった。当時のハリウッド社会派映画を そのまま引用して、欧州的な野心的映像演出も試みつつ、後は素晴らしき歌と踊りの世界。フィルム状態が悪いし、カッティングも乱暴なのだが、凄く生命力の ある映画。商業映画として素晴らしい。ダサい映画だけど。当時は日本も映画黄金期で、宝塚&松竹という強力な歌劇文化を持ちながら、歌劇的要素を持つ映画が弱い。小規模オルタナで終わった。