東京オリンピック

市川崑、1965。傑作。再編集版を見る。多分再編集版の方が面白い。東京オリンピックドキュメンタリー。「資本主義の祭典」オリンピックを、記録映画として押さえた芸術映画。競技撮影なんて記録しながらも完全アートだし、編集も劇映画的。音が凄くて、 音声は相当にリミックスしているし、出し引きも絶妙。足音だけのアベベとか感動する。アフレコによる競技音が炸裂しているのも劇映画的。レニが肉体の躍動をベルリンで描いたように、市川は身体の動的な多様性を描いている。そして表情を描いている。最初のシーンで最大の不安が払拭されて良かった本当に。