男性・女性

ジャン=リュック・ゴダール、1965。超良い。画に大きな変化。ラウール・クタールも「勝手にしやがれ」以 外は、コントラストの効いたシャープなモノクロ画を作っていたが、この作品の撮影ウィリー・クランは極端に言えば白と黒しかないような冷徹な画作り。あ と、優雅な長回し2シーン、素晴らしすぎた。特に2つ目の長回し、娼婦と証明写真のところ、長回しにも色々なやり口があるが、この長回しこそ自分のイメー ジする長回し。それによりその後のコインランドリーのシーンのトリッキーなカット割が生きた。相変わらず音に対しての野心的な感性は鋭すぎる。使い方、タ イミング、出し引き。凄い。ドキュメンタリな演出スタイルも多々素晴らしい。インタビュアーと対象の関係性の形が凄く良かった。シャンタル・ゴヤのマフ ラーが素敵。カフェのレオは何時見ても素晴らしい。多くの人々の文化的価値観として、哲学や政治思想はファッションであり、そのファッション性をまだ存分 に残してくれている。難解さが許容範囲内。ゴダール回想、今のところ驚愕しまくり。