お家をさがそう

サム・メンデス、2009。素晴らしく現代的なロードムービー。2010年代カルチャーとしての若者、この時代はこの映画のカップルのように33歳でも若者なのだ。子供が出来るから引越しするため、知り合いを尋ねるんだけど、家族というのは精神的にも肉体的にも、欠落した部分が多く、そんなものに出くわしていく二人は、家族とは、というものに悩む。でも大して悩んでないし、主人公カップルは危機なんてまるでなく、とても仲が良い。貧乏人の悲壮感もなく、仕事が無い事への焦りも無い。このような若者はアメリカにも日本にも増えている。ジェネレーションYや、団塊ジュニア。この映画は今までの映画には無かった価値観を持つ世代を、淡々と静かに描いている。カット構成もゆっくりしていて、聞いていなくてもいいセリフも多くて、音楽も心地よくて、景色も良くて眠くなってしまったけど、良い感じの映画でした。マーヤ・ルドルフは素晴らしい好演。