ディボース・ショウ

ジョエル・コーエン、イーサン・コーエン、2003。ブルズ対ヒートの好カードを録画していて、楽しみにして見たんだけど、ヒートのビッグ3はスターターだったけれど、ブルズのデリック・ローズがいない。しばらく見てたらお休みらしい。僕はデリック・ローズのファンだから試合を見る必要も無くなり短めの映画を一本ということで『ディボース・ショウ』を見た。この映画の上映時間は107分。一般的な映画より短いのには理由があって、見たら分かったんだけど30-40年代のスクリューボールコメディーへのオマージュなんだよねこの映画は。ハワード・ホークスやフランク・キャプラ、ビリー・ワイルダーはちょっと新しいけど、ちゃんとベッドシーンとか描いていないし、当時のプロダクション・コードそのままにとは行かないけれど、性描写を抑えた恋愛ドラマが描かれている。逸脱した2人の恋の喜劇。ジョージ・クルーニーはケイリー・グラントのようにダメ男でダンディである。そしてキャサリン・ゼタ=ジョーンズ。あっという間に恋に落ちてしまった。あの目で見つめられたらもう騙されてもいいね。人生を棒に振ってもいい。とにかくキャサリン・ゼタ=ジョーンズは衣装も凄く考えられていたし、撮り方もコマーシャル撮影のように美しく撮ることにこだわっていた。で、これはコーエン兄弟の映画で、そういうの好きな人はイマイチなんじゃないかと思う。いわゆるコーエン節が少ない。確かこの映画はコーエン兄弟が初めての持ち込まれた企画。今までは企画から自分らでやってたんだよ確か。だから脚本が違うんだと思う。もちろん脚本は共同で書いているけどね。この映画は婚前誓約書みたいな名前の書類が裁判でどう使われるかというのを知っていないといけない。ちゃんと説明してあるんだけど、ラストシーンの最後ら辺の台詞にまで説明的な台詞が入っている。そのくらい分かりにくいんだよね。その分かりにくさが無かったらもっと面白かったのになあ。裁判系の説明的な台詞が無かったらあと10分は短く出来たなあ。結構重要な10分。終盤ダレたからなあ。この映画はウディ・アレンが撮ったほうがバカ映画にはなるよね。もちろん主演してもらうけど。あとはファレリー兄弟ならもっと爽やかだね。そう考えるとコーエン兄弟とすぐ分かる映画ではある。ジョージ・クルーニーっていつもあんな感じだけど、『マイレージ、マイライフ』も録画してあったから見たらキャラクター設定も似てるんだけど演技の区別がつかない。この映画のヴェラ・ファーミガもいいんだなあ。