ジェシカ・アルバの “しあわせの方程式”

マリリン・アグレロ、2010。ジェシカ・アルバといえば、やっぱりホットでセクシーな女優というイメージだったのだが、この映画では何だか暗い病的な女性を演じている。服装も超コンサバティブで全然面白くない。この映画は良いところを見つけるのが非常に難しい。ジェシカ・アルバが目当てであっても拍子抜けするのだから、映画ファンとしてこの映画を見たら絶望的になると思う。まずカメラの使い方。ジェシカ・アルバをアップでばかり撮っていて辟易した。原題にはもちろん「ジェシカ・アルバの」っていう冠は付いていないけれど、スターになった後の映画だし、他に有名な役者も出ていないからジェシカ・アルバ映画といっても過言では無いだろう。そういう見地で見たときにジェシカ・アルバを生かすには、ホットでセクシーという役柄では無いのだから、撮り方にこだわらなければならない訳だよね。例えばゴダールの「女と男のいる舗道」はアンナ・カリーナの映画だと思っているんだけれど、ゴダールのアンナ・カリーナの撮し方に対するこだわりは相当なものがある。でもこの映画にはそれが無い。アップ見せとけばオッケーだと思っている。そしてこの映画の最大の弱点はストーリーも台詞も全然面白くないところ。原作がベストセラーになったというから、脚本がかなりまずいんだろうね。日本では未公開なんだけど、未公開で本当に良かったね。この映画に1800円使ったら、ふざけんなカネ返せって思うねきっと。