歓びを歌にのせて

ケイ・ポラック、2004。この映画は2004年のスウェーデン映画で2005年のアカデミー賞外国語映画賞にもノミネートされた映画。天才コンダクターが心身共に疲れ果て故郷に戻って隠居生活を始めようとしたら、聖歌隊に興味を持ち、指導をしていくうちに彼の人生で手に入れていなかった多くのものを得て、しんでしまう映画。これはちょっと面白くない映画だったね。まず131分という尺。そこまでしぶとく見る側を引きつける能力はこの映画にはない。100分くらいの映画という感じ。そしてシナリオが過剰すぎるのも問題。ドメスティックバイオレンスとか、あの男の描写は何なんだろう。牧師の描写もしかり。主人公もしかり。シナリオは過剰で説明的。この映画で豊満な裸体を見せたフリーダ・ハルグレンは笑顔がかわいかったなあ。でも今度のコンダクターとの恋も初セックスの翌日にコンダクター死んじゃうんだよね多分。それで映画は終わる。この映画の欠点は芸術であるはずの音楽、映画というものがどうも万人受けを狙っている感じがするってこと。万人受けする映画は面白い映画ではないことが多い。これは音楽もしかりだと思う。この万人受け加減は、これもシナリオの問題が大きい。でも映画はシナリオに負けない予算規模や演出の可能性を持っているのだけれど、生かされていないなあ。ところでスウェーデン人男性というのはこんなに怒鳴るのかね。この映画ではいろんな人が怒鳴り散らしていて、気味が悪かった。