ベルヴィル・ランデブー

シルヴァン・ショメ、2002。フランスのアニメーション映画で、アメリカでも大変流行った映画。なんかちょっとジュネキャロの『ロスト・チルドレン』を思わせる部分がある。殆ど無言映画なんだけれど、もの凄く音の映画で、いつでも音が重要なポイントとなっている。この映画は本当に素晴らしい映画なんだけれど、何が素晴らしいかというとまずはシーケンスメイク。これは映画の常套句的なものをふんだんに使って、更に実写では出来ないイマジネーション溢れるアイデアが、シーンを見事に際立たせている。話の内容はおばあちゃん子の少年が何も興味を見せないんだけれど、自転車に興味を持っていることが分かり三輪車を勝ってあげたら大喜びで、年が経つにつれ自転車になり、競技用の自転車になって、おばあちゃんと猛特訓の末ツール・ド・フランスに出るんだけれどそこで誘拐されて、、、という内容。感情移入を寄せ付けないキャラクター造形や、おばあちゃんと子供の再会シーンや、エンディングには相当に感動した。外しのテクニックというか、感情移入を排除してお涙ちょうだいを徹底的に拒んでいて、そのスタイル自体、非常に感動的でクールだったね。あとは3姉妹ってのが出てきてそれがまた素晴らしい。面白い映画。