かいじゅうたちのいるところ

スパイク・ジョーンズ、2009。スパイク・ジョーンズの長編第3作。デビュー作『マルコビッチの穴』と次の『アダプテーション』はチャーリー・カウフマンの色が強すぎて、スパイク・ジョーンズの魅力はあまり伝わらなかったけれど、この映画はカウフマンも絡んでいないし、実にスパイク・ジョーンズらしさが出た作品。この映画はしみったれたパートと子供のパワーが炸裂したパートがあって、子供のパワーが炸裂した活動的なシーンはスパイク・ジョーンズのCMやPVの数々で見せたわくわく感がすごい。それを大好きなランス・アコードが撮影してる。例えば最初の雪合戦とか、かいじゅうのところで最初に踊ろうって言ったシーンはホントみずみずしいというかガキっぽさが素晴らしいね。しみったれたパートはあんまり面白くなかった。この映画は音楽が素晴らしすぎて、早速サントラを購入した。音楽はヤーヤーヤーズのカレン・Oが素晴らしい楽曲を提供している。カーター・バーウェルがどこまで絡んでいるのかよく分からないから、カレン・Oは歌入れだけって可能性もあるけれど、素晴らしい仕事っぷり。音楽がかなり映画を支えていた。まあスパイク・ジョーンズだから音楽の使い方のセンスは疑いようも無いね。