素直な悪女

ロジェ・ヴァディム、1956。ブリジット・バルドーがセクシー女優としての地位を確立した映画。監督は夫のロジェ・ヴァディム。オープニングシーンとエンディング近くのシーンは素晴らしい。洗濯物を干している向こう側のバルドーは全裸で、その先の美しき自然と共に、男達にとって夢の世界。この映画でバルドーはセックス・シンボルとなった。でも今だったらグラビアアイドルやモデルのような容姿になるんだろうけれど、バルドーは肉付きがいいね。映画は対して面白くないんだけど、夫の兄とヤっちゃって家を追い出されてバーに行ってその地下かなんかでバンドが演奏していて、そこで踊り狂うバルドーは凄かった。映画的なカタルシスに充ち満ちていた。この映画、ちょっと撮影の構図がおかしいなと思ったらオリジナルはスコープサイズなんだよね。それを権利元であるフランスのTF1社がワイドにして流通させている。僕は映画のサイズをトリミングするのは、別の映画にすることだと思っているから、タイトルを変えなきゃいけない例えば『素敵な悪女 ワイド画面版』とかね。僕はトリミングするのは何があっても反対だね。そしてこの映画はそれをやっている。最悪な映画会社が作った映画。