わたしを離さないで

マーク・ロマネク、2010。原作は言わずと知れたカズオ・イシグロ。この映画、眠くなってコンビニ行ってカフェイン摂取して、眠くなってカフェイン摂取してを繰り返して何とか最後まで見た。それくらい僕にはこの映画の利用方法が分からなかった。原作は読んでいないけれど多分脚本が酷い。チンタラした脚本で嫌気がさした。あとはプロダクション・デザイン。衣装や小道具や大道具にメチャクチャこだわって作っていて、でもそれはちょいと小洒落た映画にしか見えないような陳腐なものだったように思う。役者で言えばキーラ・ナイトレイは素質が全然違うなあと感心した。しかしイギリスの映画ってのは照明が固い感じがする。それは英国の冬の寒さや雨の多さに関係していると思う。それは良く言えば格調が高いとか威厳があるとか言えるんだが、悪く言えば暗いんだな。そういう暗さがこの映画にはあった。でも悪いことばかり言っていてもしょうが無いから心に響いたシーンを上げると、まずはキーラ・ナイトレイのオリジナルを探しにオフィスの窓から中を覗いているシーンは微笑ましい。寄宿舎を出たときにどっか歩いているときの3人は、凄くファッションフォトのようでカッコ良かったもちろんキーラ・ナイトレイありきの話。あとはキーラ・ナイトレイを沢山ヘアメイクやスタイリストがいじっているんだけど、どれもドキッとさせるような輝きを放っていて素晴らしかった。まあちょっと僕の味覚には合わない映画だった。