おしゃれ泥棒

ウィリアム・ワイラー、1966。僕はオードリーはそれほど見ていなくてせいぜい3本くらい。あまり興味のわかない女優だったのだが、この映画を見て180度転換。37歳になっているはずのオードリーは美しすぎてカッコ良すぎて、大ファンになってしまった。白い車でお出かけするイントロなんて素晴らしすぎる。映画はワイラー晩年の作品。晩年だからもう本当に勢いとかテンポとか関係なくて、緩慢さが目立つところがあって好き嫌いが分かれると思うけど、僕にはその緩慢さが大人の余裕に見えた。いわゆるサスペンス調のソフィスティケイテッド・コメディ。ワイラーの演出もオードリーもオトゥールも品があるなあ。すごく大人の映画だと思う。特に物置のシーンは照明も美しくてオードリーはもうどうしようも無く美しい。オードリーは衣装も相当楽しめて、伝説の女優になっている意味の片鱗がようやく分かってきたような気がする。