スーパー!

ジェームズ・ガン、2010。面白くなかった。特に嫌だったのが主人公が殺した中には殺人犯など前科者が多いというだけでヒーローとして捉えようという動き。刑期をを全うした者と一般人との違いは無いのではないかと思うから、かなり腹立たしい思いがした。主人公の思考論理自体はもう正当性とかを問える状態では無く不条理の世界へと入り込んでいる。そういう意味では「タクシードライバー」のトラヴィスの心理状態に似ている。でも女の扱いが下手くそなのは似ているけど、あとはまあトラヴィスの方が断然カッコイイ。このレイン・ウィルソンは不条理の世界と分かっていても論理を展開するから本当に何をしたいのかよく分からない。そしてエレン・ペイジは相変わらず素晴らしいんだけど、すぐ死んじゃってもったいない。死ぬ意味が無いような気がした。リヴ・タイラーはもっとキャラクターメイクしないといけない。全てをドラッグのせいにして、キャラクターを描いていない。この映画は「キック・アス」みたいなエンタテインメント性は無く、ひたすら鬱々とした暗い映画だから、見るのがキツい。そんな中エレン・ペイジは陰陽で言えば陽の部分を一人で背負ってくれた。僕はエレン・ペイジ大好きだから殺さないで欲しかったなあ。