再会の食卓

ワン・チュアンアン、2010。「トゥヤーの結婚」といいこの映画といい、ワン・チュアンアンの作品にはヨーロッパの映画祭のニオイがする。それはルッツ・ライテマイヤーの大きく包み込むような独特の切り口や、そのアジア的な脚本の面白味がヨーロッパで受けそうな気がするから。この映画は本当によくあるお話で、僕は何の面白味も感じなかったけれど、多分面白さというのは中国側の2人の老人なんだと思う。ばあさんは台湾から何十年ぶりに来た夫には愛があるからと言って台湾に一緒に行こうとる。中国の夫はそれを歓迎する。ここの部分があの世代のあの感情が何十年も止まっていたものであり、それを娘達に話すと大反対を受ける。これが時間が止まっていない方の考え方。中国の夫が脳梗塞で倒れて結局一人台湾に戻る元夫。僕にはちょっとこの映画の面白味というのは分からなかったし、上海というのはどこからどう撮っても面白くない。こういう映画を見るのなら、もっと中国アンダーグラウンドな方の映画の方が見たいなあ。