スーパーマンを待ちながら

デイヴィス・グッゲンハイム、2010。この映画は不朽の愚作「不都合な真実」を撮った監督の作品だから疑惑の目でしかみられなかった。この映画は米国の教育制度の問題点を扱ったドキュメンタリーなのだけど、やっぱり酷い作品だった。まず組合とかを悪とみなし二項軸を作り上げ、勧善懲悪の精神で悪に対して鋭くメスを入れていく。悪が完全な悪で、善が完全な善であるのか。悪は本当に悪なのか。善は本当に善なのか。そんなことはグラフで説明できても個人にフォーカスを当てると分からないものだ。でも悪にフォーカスを当てていないだろう君は。で、デイヴィス・グッゲンハイムにとって悪とは何かというと、グラフで説明出来る悪しき慣習であり、それを守っているかのように見える組合であるわけ。これは良識がない人が見たら洗脳されてしまうような映画だ。デイヴィス・グッゲンハイムとマイケル・ムーアは絶対に気をつけた方が良い。勧善懲悪、二項軸の対立、臭いものに蓋をする。こんなことばかりやっている。客を騙すようなプロパガンダはとても腹が立つ。