Blankey Jet City/VANISHING POINT

翁長裕、2013。ブランキーのラストツアーのドキュメンタリー映画。かなり腹が立つ映画。この監督は映画を知らないし、好きでもないんだろう。故に映画を冒涜してしまっている。まずなぜブランキーの面々が日本語でしゃべっていて、それをしっかりマイクで拾っているのに、オール日本語字幕なのか全くわからない。そして映画用語を知らないけど、監督の独白文章というかポエムみたいなのが大量に出てくる。そしてそのポエムがあらかじめ次のブランキーの演奏や状況を説明してしまっている。映像だけで説明出来ている部分でも説明を欠かさないから、常に説明過多。2重3重の説明は映画として本当に重罪だと思う。蛇足だがポエムがとても恥ずかしい。基本的にライブとライブ以外が順々に構成されているんだけど、ライブ以外はセリフの字幕とあらかじめあるポエムのせいで文字まみれ。そしてライブシーンは、いい感じだとか、暗雲漂うとか、全てあらかじめ説明されている。つまりライブシーンも文字で出来ている。更にはライブの音質が悪い。多分ライブハウスのラインの音がメインだと思う。最後の横浜アリーナみたいな豪勢な音で作るとか、1カメラを生かしてその場の音を録って臨場感を出すとか、そういうことをしないと見ているのがツラい。映像で物を語るというのがからっきしダメだった。映画は誰でも作れるだなんて、そんなのは幻想だということを改めて思い知らされた。85点。