ツレがうつになりまして。

佐々部清、2011。120超えの長尺。登場人物ほぼ2人のみ。シーンの殆んどは家。最大の欠陥は映像のダイナミズムのなさ。何とか最後まで見られたのは単に宮崎あおいが出ているからだと思った。山のように雄大で微動だにしない役柄を宮崎あおいに一蓮托生するのはもうやめにしないかと思った。何故ここまでしみったれた感じの映画を作るのか理解できなかった。このどう鑑みてもこの映画には若い力の発露が見て取れない。何も若々しいフレッシュな映画を見たいのではなく、野心をみたいんだな。この映画は野心の無い映画。こういう映画は本当に好きじゃない。現在50代とかで80年代にややアングラで活躍した連中とか、やたらとしみったれた映画を作る。この監督もその辺りの年頃なんだろうか。高円寺の喫茶店2シーンまとめ撮りとか本当にヤル気あんのかと思った。僕には用のない映画だなあ。でも宮崎あおい良かったなあ。90点。