恋のロンドン狂騒曲

ウディ・アレン、2010。21世紀型の本人が登場しない型の良質なプログラムピクチャ。ウディ・アレンの代表作にはならないんだろうけど、脚本演出は相変わらず華麗な手練れ感があり、このくらいの脚本ならサラサラといくらでも書けそうな感じがするからこの人は怖い。ナオミ・ワッツとジョシュ・ブローリン宅のシーンが多分一番多いんだけど、これをほとんどワンシーンワンカットでやっている。凄いのはそれをサラリとやる演出と演者とカメラの技量。特に演者は面白かった。演者ではやはりナオミ・ワッツが素晴らしい。自宅のシーンで華麗に舞えば、仕事場の上司アントニオ・バンデラスといい雰囲気になって女の一面を見せる。そしてそこからいろいろあって、最終的には親に金貸せよこらぁーと言わせてしまう辺り、ウディ・アレンの人物設計さすがだなと思った。100点。