マリー・アントワネットに別れをつげて

ブノワ・ジャコー、2012。これは珍しく台詞字幕が必要ない映画だった。悪く言えば内容があまりないビジュアル系映画なんだけど、良く言えば言葉があまり重要ではない映画。衣装や照明や人の動きを見ているだけで面白かったし、レア・セドゥの、ダイアン・クルーガーの胸の谷間を見ていればそれで十分な映画だと思う。史劇なのに100分で終わる潔さは素晴らしいと思った。合戦も何もないのにこの軽快感。貴族連中ばかり出てくるのに重厚さなんてなくってかなり軽快。史劇とはいえ扱わないネタはバッサリ落としていて、その上演出でもバッサバッサと時間と空間を省略する。あと脚本でこいつ最悪に悪いやつとか、善良すぎるやつとか、そういうやつのが出てこないのが良かった。でもコスチューム・プレイはやっぱり苦手だなあ。なんでそんなカッコしてんのっていつも思ってしまう。95点。