白い恋人たち

クロード・ルルーシュ、1968。1968年グルノーブルオリンピックの記録映画。オリンピック映画となると市川崑『東京オリンピック』と比べてしまうんだけど、多分ルルーシュは相当に影響を受けていると思う。音の使い方は『東京オリンピック』の延長線上にある。ただ映画としてのレベルは低い。ラフスケッチのようにカットがべらぼうに乱立し、それが関連性を持たないから集中して見ていたら眠くなった。カット数が尋常ではない。いろんなアイデアが見られるんだけど、それが実を結んでいない印象。その辺りはルルーシュの限界だと思う。そこにフランシス・レイがゴリゴリと入ってくるんだけど、フランシス・レイの音楽ってルルーシュの映像センスと同様にダサいというか好みではない。だからこの映画は集中して見るものではなく、フランシス・レイを好きな人が適当にDVDで垂れ流すのに向いていると思う。僕ならジャック・ロジエに撮らせたかったなあ。85点。