東京公園

青山真治、2011。ところどころ良い所はあった。でもそのところどころの為に2時間を費やすのは酷な話。ゆったりとした時間が流れるんだけど、そのゆったりとした時間に浸っていたいとは思えなかった。良い空間が見当たらなかったのも映画を退屈にさせた。誇張された空間があまりにも多すぎた。三浦春馬の住むボロい家。幽霊染谷将太の部屋は各スタッフが何とか良い感じにしようと努力した跡が見えたけど、そんな努力の跡は見たくはない。小西真奈美の住む白い家は白すぎたし、陽の光ライティングは気味が悪かった。島に行くのも取って付けたようだったし、バーの空間もダメだったなあ。この映画は移動シーンがまるでない。だから空間設計に力を入れたら入れ込み過ぎて失敗したという感じ。青山真治がどうこうより、全体的にスタッフがイマイチな仕事をしてるなあと思った。演者も大概ひどかったけど榮倉奈々は素敵だった。榮倉奈々を初めて素敵だと思った。90点。