あこがれ

中村登、1955。松山善三の脚本がイマイチというかマジメだなあ。それにしては時代を超えて訴えかけるものがほとんどなかった。特に障害者の自虐的姿勢は、言いたいことはは分かるけど映画としては当時でも古臭いものだったと思う。脚本が面白くない映画を面白がるときには、それ以外の構成要素を見るんだけど、これといった芸術性もなく、職人が手堅く撮っている感じがしてこれまた面白くない。青春映画なんだからもっとみずみずしくスタイリッシュに撮ってもらいたかった。でも中村登ってドラマ監督という印象があるから、それを求めても仕方がないのかも知れない。だから見るべきところの少ない映画だったけど、野添ひとみは相変わらず可愛らしかった。野添ひとみの可愛らしさって本当に永久不滅だと思った。野添ひとみの全盛期は松竹から大映をまたいだ時代だけど、数えたら1950年代後半、55年から59年の5年間に50本の映画に出てる。来年辺り没後20年レトロスペクティブでもやってもらいたいなあ。90点。