さすらいの女神(ディーバ)たち

マチュー・アマルリック、2010。本当に分からない映画だった。難解だとか表現が愚劣だとかそういう意味ではなく、一応映画を理解しているつもりなんだけど、延々と凡庸な時間が続いた。原因は映画ではなく体調とか温度とかコンディションの問題なのかもしれない。でも自分の中でこの映画をどうにも咀嚼出来なかったから、インターネットで感想などを見てみたけど、単純に僕が面白いとは思わなかったところを、面白いと思っている人が多い。新たな発見はなく謎は謎のままだった。この映画はカンヌで監督賞を受賞し、国際映画批評家連盟賞も受賞している。それとて僕にとってはフランスの国産映画びいきの結果だという穿った見方しか出来ない。もちろんひどい映画ではないんだけど、脚本演出撮影という最重要な部分があまりにも平凡だと思った。あとマチュー・アマルリックの自己演出で納得いかなかったのは、タバコを使った演出に頼りすぎているところ。タバコ使わなきゃ持たないような演出をするなら、自分の登場シーンをもっと削ぎ落とすべきだと思った。85点。