ばかもの

金子修介、2010。ダサい。これが本とかだったらビリビリに破り捨てたくなるんだけど、大画面液晶テレビをぶち壊すほど面倒くさいことはしなかった。古い人間が古い人間のために作った古臭い映画。もしくはダサい人間がダサい人間のために作ったダサい映画。撮影と音楽は本当に恥ずかしかった。あんな映画音楽を普通聴ける人間はかなりの高齢者か映画鑑賞熟達者だと思う。内容も半分以上はアルコール依存症テレビ特番の再現ドラマのようだった。アルコール依存症を他人のせいじゃなく自分の弱さだと成宮寛貴は言ってんだけど、それならアルコール依存症にならない人が強いということになる。そんな馬鹿げた論理を展開されると、アルコール依存症ではない人は成宮寛貴を弱者として見ろということになる。依存症の治療というものは自分が弱いから依存症になったのではないというところから始まることをこの映画は知らない。本当にくだらない脚本をくだらない映画屋が作っている。ラスト付近の風景ショットも環境ビデオのようでおぞましかった。あとマジメな感想としては2度目の「ばかもの」って台詞がキマらなきゃいけない映画だと思うんだけどキマっていない。挙句今度はこの映画を見た自分を攻めてみると、これは自分の弱さがあったと思う。昔内田有紀のファンだったからこの映画を見た。内田有紀の見た目は昔も今も好きなんだけど、演技は昔も今もヒドい。だから内田有紀見たさにこの映画を見たことを反省している。もう卒業しないとなあと思った。ただアルコール依存症同様に過ちを繰り返す可能性がある。85点。