台北の朝、僕は恋をする

アーヴィン・チェン、2009。脱力フィルムノワール。これがほんわか脱力映画だってことに映画序盤には気が付かなかった。でもそれに気が付くと誰も死なないし何もシリアスなことが起こらないと分かる。そうなるとスリリングではなくなるわけで、でもそこからこの映画は面白くなる。そこは脚本の妙かなと思った。あとは音楽もスリリングなところでほんわか系だったりするのも面白かった。アンバー・クォの素敵さと、オレンジ軍団の総統クー・ユールンも、この映画を軽快なものにしていた。主人公のジャック・ヤオはちょっと凡庸すぎて面白みがなかった。ラストがあまり好きではなくて、僕としてはアンバー・クォが部屋に帰って水飲んで窓の外見てるところで終わって欲しかった。でも台北とか香港とかってすぐにその都市の魅力が映像に出る。そういう意味じゃ都市型ワールドシネマとしては素晴らしいロケーションだよなあ。日本ではそういう都市は見ないなあ。100点。