世界にひとつのプレイブック

デヴィッド・O・ラッセル、2012。脚本は良くも悪くもお子様でも分かるハリウッド仕様。カメラは寄りの画ばかりでつまらない。正直ヒドいと思った。喋ってばかりいるし、いっそラジオドラマでもいいんじゃないかと思ったけれど、ラジオドラマじゃダメな唯一の理由がジェニファー・ローレンスの存在。相方のブラッドリー・クーパーが平凡すぎたから尚の事ジェニファー・ローレンスは光って見えた。ブラッドリー・クーパーには心の闇が全く見えなかったからこそジェニファー・ローレンスの心の闇が見えたのかもしれない。とにかくブラッドリー・クーパーはジェニファー・ローレンスの引き立て役だった。映画全般的にはつまらないハリウッド仕様のアメリカ映画の典型という感じがした。ネタが全部つまらないアメリカ。既視感の見本市。そんなつまらない映画を救ったのもジェニファー・ローレンだったと思う。いや正直なところジェニファー・ローレンスをもってしても救えないものがこの映画にはあったような気がする。95点。