有頂天時代

ジョージ・スティーヴンス、1936。アステア&ロジャース映画。もう見ているだけで幸せだった。確信したのがロジャースのダンスの荒々しいカッコ良さ。良い意味でエレガントさがない。高貴な感じがしない。ワルツでもその荒々しさは魅力的だったし、アステアとの別れのダンスも凛々しかった。特にアステアとロジャースが離れて踊るパート。大概両者同じ動きをするんだけど、そのときのロジャースの勢いあるダンスが一番好き。この映画は『トップ・ハット』と並ぶ名作だけど、脚本演出がこっちの方が面白かった。無理矢理なくだりと気の利いたくだりのバランスが絶妙だった。おっさん手品師ヴィクター・ムーアとオバハン秘書ヘレン・ブロデリックの助演も素晴らしかった。あとは圧巻だった黒塗りアステアのダンス。それにしてもアステア&ロジャース。ダンスのカッコ良さを知らしめてくれた。100点。