ファーザーズ・トラップ 禁断の家族

ミカ・カウリスマキ、2011。ミカとアキを間違えて鑑賞。でもすぐに分かった。虚構の屋敷に住む虚構の家族が長男の帰還によって泥沼愛憎劇へとなだれ込み家族が崩壊する映画。初めから崩壊している家族が崩壊するのだから超泥沼なんだけどかなり陽気に描いている。コメディ的ではあるけれど、それはあくまで例えれば煮物ではなく揚げ物にする感じで、カラッとさせるために機能している。照明もそんな感じで昼間のシーンはバッキバキに明るいし、夜のシーンには深みが全くなかった。基本台詞は即興らしいんだけど、フィンランド語からそのニュアンスを読み取るのは不可能だった。ドストエフスキーの「カラマーゾフの兄弟」に着想を得た映画らしい。90点。