イノセント・ガーデン

パク・チャヌク、2013。猟奇殺人モノ。すごく期待の持てるオープニング。最高にクールでスタイリッシュ。でもそれだけの映画だった。随所に美的感覚を発揮した箇所が見られる。でも本当にただそれだけの映画。この映画は撮影された素材をかなり大胆に編集してるけど、尺は100分も必要ない。10分でも十分な内容。そもそも脚本が本当にクソなんだから無視していいし、美的感覚だってまとめりゃ10分くらいで収まる。良い部分はたくさんあって撮影も編集も衣装も音楽もとても良くて、音楽はナンシー・シナトラのところや、最後のエミリー・ウェルズはカッコ良かった。でも肝心の殺しの美学とか猟奇モノの陶酔感とかそこを怠けちゃあいけないなあ。その上キャスティングがひどい。マシュー・グッドは特に哀れだった。脚本とキャストのひどさと、しかし時折冴えを見せる美的描写とのギャップに苦しめられた。95点。