奇跡のリンゴ

中村義洋、2013。導入から結婚までのくだりの鮮やかな流れには見入ってしまった。でもあとは延々と阿部サダヲがダメだったから他に誰がいいのか考えていた。僕の中ではロバートの秋山竜次で一応の決着を見たが、それとて阿部サダヲの影響を受けてしまっている。この映画は絶対に成功する無農薬りんごのお話。ただ上手くいかない時期が長く周りからは村八分的な扱いを受ける。貧乏になったり親に貸してくれと頼んだり出稼ぎでひったくりにあったりとかは時間の都合上必要とは思えないエピソードだったけど、この村八分的な扱いは言わば農村の暗部を描いていて、青森リンゴバンザイ的な村興し映画になり得ないことを示している。それにしても納得出来ない阿部サダヲの不快感を救ったのは菅野美穂であり山崎努であり子どもたちだった。どうも映画にはめられているような感想だけど、良い家族だったなあ。久石譲で〜すって聴こえてくる音楽は下の下。85点。