二十四時間の情事

アラン・レネ、1959。マルグリット・デュラスの脚本の素晴らしさに酔いしれた。男と女と時間と空間という普遍的なものをベースにして、忘却の怖さやいつかすべてを忘却してしまう人間の儚さとかを描いている。それ以外にもいろいろ描いているけどとても長くなりそうなのでやめる。デュラスの脚本、特に台詞が素晴らしくて、これが声として発せられたときの音楽のようなリズム。あとは台詞自体の詩的な美しさ。そこに良い意味で主張する音楽やらシャープなモノクロ映像やらが共鳴して本当に美しい映画になっている。戦争の傷跡の描き方も素晴らしくて特にエマニュエル・リヴァのヌベールの傷跡。そしてそれを露出させた岡田英次=ヒロシマ。これは映画の根幹部分だと思った。あと単純に一夜の恋の物語として素晴らしかった。100点。