トラック野郎 御意見無用

鈴木則文、1975。トラック野郎シリーズ第一弾。無法者エンタテインメント。終盤以外ほとんど画面のなかがガヤガヤしている。出てくるやつみんなテンションが高すぎる。カメラもそれをテンション高めに煽る。シーンの作り方の良い意味での乱暴さ。子沢山の愛川欽也一家の描き方なんて乱暴極まりない。そこにみなし子もぶち込んでしまうからお手上げだった。これはどんな時代だどんな社会だと言わんばかりの世界がそこにはある。そしてその世界とはまさしく映画そのもの。つまりはエンタテインメント。70年代の映画ってあまり好きではなくて、この映画も苦手なテイストの映画。特に色合いが苦手。でもこのバイタリティ全開の野蛮でいかがわしいエンタテインメント映画を見て、これは劇場で見てこその映画なんだなあと思った。映画館で圧倒されて泣いて笑ってカッコいいなあって思って気分よくお家に帰る。この頃までは地方にも映画館がたくさんあったよね。女トラック野郎の夏純子が素敵だった。95点。