ムード・インディゴ うたかたの日々

ミシェル・ゴンドリー、2013。どうでもいい作品。でもラストはちょっと素敵だった。ミシェル・ゴンドリーが映画を借りて自分の世界に浸っている感じ。そのゴンドリーの世界は、数々の傑作ミュージックビデオで見られた驚くべきアイデアには遠く及ばない。では借りてきた映画はといえば、これはひどいというよりも、使用方法も知らずに映画を使っているだけという感じ。僕の映画観とゴンドリーの映画観がまるで異なることはわかってはいたけれど、この映画を見てそれを確信した。この映画からは僕の求める映画の美学は見えてこない。見えてこないからゴンドリーのお遊びに付き合うだけの映画になってしまっている。毎度毎度同じようなゴンドリーの世界を見せられると、良くも悪くも成長しない子どもの映画のように見える。ロマン・デュリスは思い入れありまくり俳優ベストテンに入るくらいに好きなのに、こんな映画でどうでもいい役を演じていて悲しかった。オドレイ・トトゥもこの映画のヒロインを演じるには顔面が厳しいと感じた。これで見るのが面倒だけど見ておきたかったミシェル・ゴンドリーをひと通り見て判断もついた。こういう時間も必要だった。85点。