アイム・ソー・エキサイテッド!

ペドロ・アルモドバル、2013。この映画、アルモドバル特有の変態さが見られない。というか薄い。そのうえ脚本から映画になるまでにギャップがあるように見えた。変態さというのはわかりやすく言えば変な人。『私が、生きる肌』で言えば外見が変なベラ・クルスと内面が変なバンデラス。そういうものが描かれていない。アラフォー処女ブルーノ役のロラ・ドゥエニャスに最初それを期待をしたが、そんな感じでもなかった。あとは脚本からの構築の問題。やろうとしてることはわかるけどできてない感じ。特にメインのビジネスクラスの人たちの人物描写は惜しい。思い出せないけどこういう映画の名作ってたくさんある。でもこの映画はその水準までいっていない。いきそうな気配があるだけに残念だった。笑いに関してはイマイチな部分は多かった。でも言語の問題はあったと思う。同じ内容でもこれが英語のコメディだったら少しちがっていたと思う。まあ短い作品だし軽い感じで楽しめた。85点。