東京物語

小津安二郎、1953。「ジャッキー・ブラウン」を見て、直後に「東京物語」。映画の表現の幅の広さを痛感した。これが同じ「ドラマ」であり、両方好きな人がたくさんいて、本当に映画というのは素敵だなあと思った。
かなりキャラクターにギャップがある両映画だったから、「東京物語」を見ながら、このキャストで「ジャッキー・ブラウン」を撮るには、だれをどこに配置するか、ずっと考えていた。

パム・グリア=高橋とよ
高橋とよは脇役だったけど、杉村春子のジャッキー・ブラウンというのは、見方によっては平凡のような気がして高橋とよ。

サミュエル・L・ジャクソン=中村伸郎
これは迷うことなく決まった。かんり期待のできる配役。

ロバート・フォスター=笠智衆
無難すぎるけど、ロバート・フォスターも無難な感じだからここはあまり考えず。

ブリジット・フォンダ=杉村春子
ここは本来であれば原節子を配役すべきだが、キャラクターがあまりにも違いすぎて、別物になってしまう。同じ別物ならブリジット・フォンダのキャラクターを残せる杉村春子にした。

マイケル・キートン=大坂志郎
軽さが決め手のキャスティング。

ロバート・デ・ニーロ=山村聡
山村聡の演技の幅に期待。それほど酷なキャステングではないと思う。

マーク・ダーガス=東野英治郎
殺されて欲しかったから配役。

東山千栄子、三宅邦子、香川京子が配役されず。香川京子は適役がない。三宅邦子はパム・グリアでもブリジット・フォンダでもいけるけど平凡なカッコ良さが足を引っ張る。東山千栄子はパム・グリアということになるが、やや狙った感があるし、最後にだまくらかす姿なんかは目に浮かぶ。結局主役中の主役であるパム・グリアを、脇役中の脇役である高橋とよに任せる、という逃げの配役になってしまった。しかしサムエル・L・ジャクソン役の中村伸郎は見たい。100点。