スパニッシュ・アパートメント

セドリック・クラピッシュ、2002。青春三部作の一作目。一度見た映画をもう一度見ると、つまらなく見えるってことが往々にしてあるけれど、この映画はそこを軽々と軽快にクリアしてくれた。その主たる要因は、僕がクラピッシュのなかば盲目的な信者だから。『青春シンドローム』など、当時のクラピッシュの描く青春モラトリアム感は、憧れと同感が入り乱れる感じで、映画を超えて現実にも入り込んでいた。あとはお手軽さがいい。セリフなんて半分くらい字幕見ればオッケー。そしてクラピッシュが得意とするアート感覚あふれる軽快な映像作り。これに展開の速さも相まって、二時間があっという間だった。ラストなんてうまくまとめるなあと感心した。次は三部作の二作目を再度見て、最後に三部作の三作目ははじめて見る。95点。