自由が丘で

ホン・サンス、2014。ホン・サンスは『3人のアンヌ』以来。相変わらずホン・サンス節全開で、映画が軽やかに舞っていた。時間軸のシャッフルや浮ついた片言英語だけが映画を軽くしているのではない。もちろん67分という上映時間は映画を軽くしている要素だと思うけど、上映時間よりも、器用さと不器用さ、こだわりと無頓着、そういったもののバランスや配置が映画を軽くしている。洒落てる映画なんだけど、ファッション的に見栄えが洒落ているのではなく、映画自体が洒落ている。軽妙洒脱とはちょっとちがうけど、とにかく軽やかで不思議な映画だった。95点。