蜜のあわれ

石井岳龍、2016。105分がここまで長く感じてしまうと苦しい。全般的には中の中か中の下だと思う。なんだか文学ネタの舞台演劇を見たという印象。個人的には虚実入り乱れなんてどーでもいいのに、この作品はそれにこだわりまくっていて、そこがつまらなかった。二階堂ふみ対真木よう子の演技対決なら見られたのだが、対戦相手が大杉漣とわかると一気に見る気が失せた。喜劇的要素も決して笑えるものではなく、なんだか無意味にヘンテコな映画を作ってるなあと納得いかず。『ベニスに死す』や『ツィゴイネルワイゼン』にはなれなかった映画、という分類らしい。両方見たけど全く記憶にない。90点。