金環蝕

山本薩夫、1975。実話に基づく社会派エンタテインメント。昭和の極悪人たちのを、昭和のバケモノ俳優たちが演じる、これぞ昭和と言いたくなるような作品。でもちょっと長すぎるし、テンポもいまいちよくない。仲代達矢と宇野重吉と三國連太郎はバケモノすぎた。ただ実話に基づくドラマだから、その三人の演技合戦とはならず、他の凡庸な悪人政治家を描くのにかなり時間をさいていて少し退屈した。ラストは実話どおりに真相は藪の中という感じになってしまうから、痛快さがまるでなく、どっと疲れた。95点。