ミニー&モスコウィッツ

ジョン・カサヴェテス、1971。傷んでる人間のパワーに圧倒されまくった。お見合いランチする男の語りで痛みがマックスに達してミニー&モスコウィッツは出会う。そこからも傷んだ車のUターンに見られるうねりのような痛みがほとばしる。ジーナ・ローランズはわけがわからなくなってる女を見事に演じていた。そもそもこの映画の登場人物は傷んでることに気づいているが、思ってる以上に傷んでるからわけがわからなくなっているんだと思った。で、それが魅力なんだと。ラストに結婚電話を持ってこれば傑作だったのだが、母との会食からの結婚式という下りはどうも蛇足な気がした。95点。