白熱

ラオール・ウォルシュ、1949。犯罪映画史に残る傑作。まず息をつく暇もない展開に引き込まれる。良くも悪くもサクサク映画は進む。立体的な空間設計を多用したシーンメイクにも唸らされる。有名なラストシーンは、ラストシーンらしいラストシーンだった。そしてなんといってもジェームズ・キャグニー。精神病の頭痛持ちの超マザコンの冷酷非情なチビ。キャグニーが後の悪役像に与えた影響が計り知れないことが、この映画を見るだけでもわかった。映画のサクサク感には好みが分かれるところだと思うが、キャグニーがいればいいやと思った。100点。