この自由な世界で

ケン・ローチ、2007。ケン・ローチ節炸裂映画。イングランド、アンダークラスの救いのない物語。ラストもお見事。ケン・ローチってこういう映画なら年に数本くらい撮れるんじゃないかっていうくらいにこなれてる。まるでウディ・アレン映画のようにこなれてる。リアリズムという名のファンタジーがケン・ローチの映画にはあって、物語としては救いがたいけど、映画としてはかなり興味深い。地べたの人々を水たまりの泥にまみれさせる手際がいい。で、そのケン・ローチ節をしばらく忘れていたから、久しぶりに炸裂していているのを見て嬉しかった。個人的には映画の座標軸的な映画。100点。