世代

アンジェイ・ワイダ、1954。ワイダのデビュー作にしてポーランド派の発火点となった記念碑的作品。映画の完成度は決して高くはない。でも映画に勢いのあり現場の空気がビシビシと伝わってくるようだった。すごくいい画も随所に見られた。しかしお話がうまくまとまっていなくて、まあそれも時代の魅力と言ってしまえばそれまでだが、かなりガサツ。反政府組織なんて写っているだけで描写されていない。ただ政治の季節の底辺の若者たちという大枠は、学校でのビラまきの画が美しかったし、螺旋階段のシーンは最高に良かったし、結局大義より女かよという若気の至り感も良かった。95点。