灰とダイヤモンド

アンジェイ・ワイダ、1958。グラサン映画の最高峰。それに比例する外光の美しさもすごい。濃密すぎる時代の濃密すぎる空間の濃密すぎる時間のなかで起こる、ドラマらしいドラマ。前二作より俄然エンタメ志向になっていて、サスペンスもラブロマンスも青春もてんこ盛り。そして画になるシーンも連発。やはりラストのグラサンの逃走劇は素晴らしかった。虫けらのように死んでいく若者に絶句するエンタテインメント。映画って本当に素晴らしい。個人的にはロッセリーニみたいに洒落ているほうが好みではある。100点。