ジミー、野を駆ける伝説

ケン・ローチ、2014。ケン・ローチにしては出来が悪い。そもそも『麦の穂をゆらす風』でもそうだったように、アイルランドの歴史を描くと、硬直した真面目くん映画になってしまうのはなぜなんだろう。あとは『麦の穂をゆらす風』のような壮大さもなく、小じんまりとしたお硬い作品になってしまっているのも残念。現代劇ではよく見られるケン・ローチ節が炸裂しておらず、ポール・ラヴァーティの脚本は構造上の凡庸さがあり、主演のバリー・ウォードは無名の英雄なのか無名の俳優なのかわからなかった。90点。