ほとりの朔子

深田晃司、2013。エリック・ロメールのような作劇を狙っているのかと思いきや、そんな洒落た真似はできておらず序盤で失速する。昔の自主映画のような画面サイズと映像には個人的に美学を感じることができず。二階堂ふみは傍観者であるわけだから映画を牽引するわけでもない。ドラマ自体やその描かれ方はそれほど面白いとは思えなかった。ただヨーロッパ映画のような日本映画ってめずらしいと思った。演技レベルにばらつきが目立ったのは残念だったが、それがまた外国人が日本映画を撮っているようにも見えた。掴みどころのない映画。90点。