ディナーラッシュ

ボブ・ジラルディ、2001。せわしない様子をせわしなく撮るのはいいのだが、全編せわしない場合には、ただのせわしない映画になってしまう。群像劇っぽいのだが、キャラクタライズがお粗末で、みんなまったく変化がないのに度々描写されるからくどい。ボンボンのエドアルド・バレリーニの存在感のなさ、表情のなさは映画の欠点になっていたと思う。ほとんどは面白味に欠ける内容だったが、オーナーであるダニー・アイレロに移り変わる時代を照射しておいて、そこからの最後の結末は見事だった。どうりであのカウンターだけ素敵な空気が流れていたわけだ。気づかなかった。90点。