サブウェイ123 激突

トニー・スコット、2009。既視感がありすぎて、かといってこの映画ならではの部分はつまらなくて、でも娯楽映画としてはまあまあ良かった。ジョン・タトゥーロ警部補とジェームズ・ガンドルフィーニNY市長がちゃんと仕事してくれるのはありがたかった。とりわけタトゥーロの助演は素晴らしかった。でも犯人ジョン・トラヴォルタがデンゼル・ワシントンのことを溺愛しちゃっている感じは実際に会ってもそういう感じがあって、バックグラウンドなどでの共感とかいろいろあるんだろうけど気持ちが悪かった。緊張感バリバリで進んでくれるのだが、終盤デンゼル・ワシントンが司令室をはなれてからがもたつく。カーチェイスを楽しもうとかそういう趣旨なんだろうけれどもたつく。あとは美しい女優でもいればもっと楽しめたような気がする。全体的に見るとどきどきワクワクして楽しむ映画だからそれでいいのだが、これって3日くらい前に見た映画なんじゃないかという既視感が邪魔をして自分が痴呆症のような気になってくる。ただ「水戸黄門」だって「ドラえもん」だって既視感バリバリなのだから娯楽に既視感はあってもいいのかもしれない。犯人たちの経歴やワシントンの経歴が、ちがいの部分なんだろうけど、練りに練った脚本ではなく単純明快で残念だった。邦題の「激突」ってなんなんだろう。90点。