マリリン 7日間の恋

サイモン・カーティス、2011。マリリン・モンローは見たことがない。しかしミシェル・ウィリアムズは大好きだからいいとして、この映画にはさらにエマ・ワトソンまで出ている。そして主人公の青年はエマ・ワトソンという女がいながらミシェル・ウィリアムズにハマる。存在自体がすごい女優を演じるミシェル・ウィリアムズと、存在自体が可愛いいエマ・ワトソン。このキャスティングで映画はほぼ決まった。英国映画らしくテキパキと事が進んで字幕についていけないけど字幕なんて読まくてもいい感じだ。この映画はローレンス・オリヴィエ監督主演作『王子と踊子』の撮影のためにロンドンにやってきたマリリン・モンローをサード助監督の立場から見たある程度現実に即したものになっている。特に主人公がモンローにぞっこんになる前までがおもしろい。一歩引いた位置から現場が見られる感じで、ケネス・ブラナーの器用さは笑えてくるし、マリリン・モンローの諸々の問題をサラリと描く手際はとてもよい。しかし主人公がモンローにぞっこんになってからはおもしろさが半減してしまった。ただミシェル・ウィリアムズとの恋がどう転んでもエマ・ワトソンがいるという状況はミラクルな状況であって、そのふたりの女優がいるならこの映画の主人公のように浮足立つのも無理はない思う。そしてその浮足立った感じがそのまま映画のテイストになっている。ミシェル・ウィリアムズが見られて、ついでにエマ・ワトソンも見られるのだからスタア映画としては十分だろう。95点。